- VOL.04 齋藤 正志 さん 27歳
- 今回は20代で活躍されている現役ドライバーの齊藤さんにお話を伺いました。
-始めたきっかけを教えていただけますでしょうか。
齋藤さん上京して8年くらいになるのですが、いままで長く飲食関係に携わっていました。
その後不動産の営業関係の仕事を始めたのですが、事情があり転職を決意しました。
営業を行うために免許をとっていましたので、免許を活かす仕事を探していたのがきっかけになったと思います。
-運送業には、ガテン系のイメージを持たれる方も多いと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
齋藤さん簡単な肉体労働くらいのものでしょうと軽い気持ちで始めましたね(笑)
結構軽い勢いで委託ドライバーをはじめました覚えがあります(笑)
-委託ドライバーをはじめてみて、大変だったことありますでしょうか。
齋藤さん業界全体的にですが「労働時間の長さ」という部分は慣れるまで大変でしたね。
また、委託という働き方は個人事業主なので、車の経費込みで「自分で生計をたてていく」というよう働き方に違和感があったと思います。
「稼がなきゃ」というような、意気込みで今も走っています。
-最初の稼働日の事は覚えていらっしゃいますでしょうか。
齋藤さんまず、初日で車をぶつけましたね(笑)狭い道に入り込んでしまって委託先の社員さんに電話で助けてもらって、誘導してもらったのをよく覚えています。
-慣れたなと感じたのはどのくらいですか?
齋藤さん2か月くらいで慣れてきたかと思います。
-委託ドライバーのお仕事で気を付けている事や工夫していることがありましたら教えてください。
齋藤さんこの業界のお仕事は記憶力が大切だと思います。
例えばお客様の在宅時間や地図上の番地を覚えることで、配達の効率に少しずつ効果が現れてきます。
また、自分の車に荷物を入れる場合でも、積み込む位置を覚えている事で、荷出しの時間に影響が出てきます。軽配送においては、車載できる荷物については限りがありますので、積み方一つで売り上げに影響が出てくると考えています。
-過去にやってしまった、失敗談があれば教えてください。
齋藤さん本当に今だから言えるんですが、、、 結局不注意で、一時商売道具を失う事がありましたね(笑)
-大変でしたね(笑)
齋藤さんこの業界で「やっていけるのか」というような不安に襲われましたね(笑)
それでも配達という仕事は業務の種類がたくさんあって、台車で仕事を続けることができました。
-いままでのインタビューの方を振り返ると、委託先の社員さんとのコミュニケ―ションを大切にされている方が多かったように思いますが、その辺はいかがでしょうか。
齋藤さん委託先のセンターだけに限らないと思います。
私の場合ですが、どこの現場に入っても同業者とすれ違うたびに挨拶などのコミュニケーションをするように心がけています。小さなやり取りには違いないですが、現場で生まれるつながりからいい情報交換が出来るなど、メリットはあると感じています。
-ドライバーをやるうえで、心がけていることはありますでしょうか。
齋藤さんまずは安全運転ですね(笑)
運転はゆっくりとおこない、車両を降りてからお客様のお宅へ向かうスピードを速めることで効率を図っています。
また、身体が資本の業界ですので体調管理には気を付けています。
食べるものに気を付けたり、睡眠時間に気を付けるなど基本的なことを大切にしています。
また、配達先のお客様へのコミュニケーションが意外と大切だと思います。
お客様先は不在がつきものなので、良く顔を合わせる方などはいい関係ができていれば、再配達の連絡がもらいやすくなりますし、クレームも起きにくくなります。
再配達が迅速に片付くことで、売上アップもできますからね。
-委託ドライバーというお仕事についてですが、齋藤さんの同世代の20代の方にもお勧めできるようなお仕事でしょうか。
齋藤さん僕らの世代には、特に必要な仕事ではないでしょうか。
運送業界自体は特に高齢化がすすんでいて、年配の方が職人気質に努めている方も多くいらっしゃいます。
業界全体で、配達員の需要が無くならないことを考えても、私のような若い世代のパワーが必要に感じます。
私自身の考えですが、「やった分だけ稼げる」というような環境は、一般の会社員や公務員では味わう事の出来ない面白みと、お金を稼ぐ喜びと大変さを両方しれる業界だと思います。
-ぶっちゃけたお話し、収入面ではいかがなものですか。
齋藤さん売上は60万前後くらいなので、同世代の手取りにくらべると、かなりもらってる方だと思います。
-ありがとうございます。物流時代のサポート面はいかがでしょうか。
齋藤さんお仕事を始めた当初は、金銭的に結構きつい状態で仕事をはじめたのですが、車輌面や開業面での、いろんなところでフォローをしていただきましたね。通常業務のところでも大変満足しています。
-最後に将来の夢がありましたら教えていただけますでしょうか。
齋藤さん自分の事業をもつような独立志向をもっています。
最初上京したきっかけにも、「独立する」というような夢はありましたので、現在のお仕事の経験を活かした企業をできたらいいですね。
-ありがとうございました。これからもお仕事頑張ってください。
齋藤さんありがとうございました。