- VOL.14 布施 信介 さん 45歳
- ドライバーズインタビューの14回目は、配達に関してのお仕事をとても長くご経験されている、布施さんにお話をうかがいました。
-本日はよろしくお願いいたします。運送業のキャリアはどのくらいになりますでしょうか?
布施さんよろしくお願いします。高校を卒業してから、ずっとなので20数年になりますね。
-すごく長いキャリアをお持ちですね!ずっと軽配送のお仕事でしょうか。
布施さんいえ、高校を卒業してから郵便局に就職しまして、20年ほど勤めました。配達の仕事は郵便局時代からずっと携わっております。
-郵便局って結構安定したお仕事っていうイメージですが、ご転職に不安はなかったですか?
布施さん配達は最初考えてなかったのですが年齢の問題もありましたしね。でも長年やっていた配達の仕事なら問題ないだろうというのもあって、始めたところもあります。
-物流時代に応募したきっかけはどのようなところにありましたでしょうか?
布施さん先ほども言いましたが郵便局を辞めてから、その後は大手の家電量販店の配達をやっていたり、タクシーの運転手をやったりしました。
タクシーの運転手はやってみたくてやってみたのですが(笑)タクシーは収入に結構波があって、調子がいいときはいいのですが、結構不安定でしたね。
タクシーやりながら、違う仕事を探した時に、スマートフォンで物流時代の求人を知って、タウンワークで詳細を見て応募しましたね。最初はやってみるかなという感じで始めた覚えがあります。
-そんな経緯があったんですね。個人事業主という委託業務についての印象はいかがでしたでしょうか?
布施さんまぁ個人事業主といっても、配達の仕事は相当長くやってましたし、郵便局時代からこういう仕事があるというのは知っていたのですが、まさか自分がやることになるとは思ってなかったですね(笑)
-郵便局時代の当時と比べて、配達の忙しさなどに違いはありますでしょうか?
布施さんいやーどっちも忙しいですよ。人手不足が双方にあると思います。運送業界自体が正社員の雇用を制限しているみたいで、それに加えて物量は増えてますから、全体的に人手不足なところはありますね。
業界的なところで言えば、1月2月は結構落ち着いています。
-だいたい1日どのくらい配送されるんですか?
布施さん一昨日で190個くらいでしたね。週末が一番忙しいかもしれないです。
一般の会社員の方がお休みの土曜日が一番物量の多い曜日だと思います。
ネットショッピングがかなり流行っているので、その荷物が結構流れてきますね。
-布施さんも週6日勤務ですか?
布施さん私は隔週で連休をいただいてますが、今は人手不足で委託先から「お願いだから出て」って感じで、週6日で働いてますね。
-体力的にツライと感じることはないですか?
布施さんそうですねー。重たいものを持って運んでをすれば普通の辛さを感じる時はありますが、一日が早く過ぎるのでそれほどツラくはないですよ。
8時前くらいから動いて、21時台に終わるのが普通ですね。大型連休は希望しなければ、普通に働いてました。
これから入ってくる人は、転職されてくる方も多いと思うので、夏休みとかお盆休みとか長期休暇を取ることに慣れてる人は、最初頭を切り替えるまで大変かもしれないですね。
-少しお話は変わりますが、長いご経験での配送のコツってあったりしますか?
布施さん私のやり方は新しくやってきた人や他の現場の方とは、少し違うやり方かもしれないです。
一般的に普通のドライバーさんは伝票を荷物からはがして、持って行く順番に並べて荷物を積み込んで行くと思うのですが、私は住所を見て、配るルートの遠いところから積んでいって、先に回るところを取りやすい所に置いて、走っています。
住所と建物を頭の中に入れておかないとできないのですが、効率よく回れるんですよね。
-それってかなりすごい事ですよね(笑)初めて回った地域でもできる事なんですか?
布施さんさすがにいきなりっていうのは難しいですが、家の並び方って番地を見ればある程度アタリがつくので、それを頼りにまず回っていきます。 -ありがとうございます。布施さんと同世代の方が同業の方でも結構多いように思いますが、このお仕事をオススメできるポイントってありますでしょうか? 布施さん割とドライバーって仕事は仕事的には大変だと思うんですよ。人の嫌がる仕事だと思いますし。
それを1週間くらい繰り返していけば、住所を見ただけでどのお宅があそこだなというのが、わかって来ます。一方通行があったりして、車でうまく回れない場合とかがあるので、それを踏まえてルートを組んで行く感じでしょうかね。
どのお宅に行けばお茶出してくれるなとかは、わかってきますよ(笑)
でも私と同世代だと、特別な技能がないと就職するのが難しかったり、転職で悩む事はあると思います。その点ドライバーは誰でも始めることができますし、「身体一本で稼ぐ」というのが可能なお仕事ですよね。
休みがないとか犠牲もありますが、普通の人かそれ以上の収入はあるのではないかなと思います。
お客様との接点とか会話とかも日常的にあるので、コミュニケーションが苦にならない方とかは向いていると思います。
逆に若い方で、毎月大きいお金を稼ぎたいって方には向いてるのではないでしょうかね。
-このお仕事のやりがいってどの辺で感じられますか?
布施さんその日の結果が数字でその日のうちにわかるというのは、やりがいですよね。「何個配った!」ていうのは覚えてますしね。
-たくさんお話しいただきありがとうございました。最後に物流時代のアピールポイントがありましたら、お願いできますでしょうか?(笑)
布施さん週払いはやっぱりいいですよ!他の会社ではあんまりないと思います。
物流業界って昔は、結構親方みたいな人がいてその下で働くみたいな男くさいところがありましたが、そういうのは全くないですね。最近だとドライバーとLINEなんかでスマホを使ってやりとりもしてくれますし。今風ですね。
この間誕生日だったのですが、LINEでお祝いいただいたりマメに気を使ってくれるようなところが、今までの運送業界のイメージを変えていってくれると思います!
-ありがとうございます。これからもお仕事頑張ってください!
布施さんありがとうございました!