- VOL.58 飯塚 護 さん 29歳
- 今回は、設計士からドライバーへ転職された飯塚さんにお話を伺いました。
-軽貨物の仕事は初めてでしょうか?
飯塚さんはい。初めてです。
-前職はどのような仕事をされていましたか?
飯塚さん食品工場で働いたり、航空関連の設計士として勤めておりました。
-どのようなきっかけで転職をされたのでしょうか?
飯塚さん色々な仕事に携わってきましたが、「自分がやりたい仕事とは違うな」と思うようになり、他の仕事にも挑戦してみようと思い始めたからです。
-軽貨物の仕事は、他の仕事と比べて、何か違う点はありますか?
飯塚さん軽貨物の仕事に就く前はデスクワークの仕事も経験しました。
しかし、長時間座る仕事は、身体に異変が出てくるようになり、じっとしていることが困難になってきました。仕事に集中することもできなく、この仕事は合わないのかなと思うようになり退職致しました。
工場で勤めていた時は、夜勤の勤務でしたので、昼夜の逆転生活に慣れず、日中はひたすら寝るという生活を続けていくうちに、ふと、日の光を浴びていないなと思うようになりこのような生活から抜け出そうという思いが、転職をするきっかけとなりました。
-どのようなきっかけで軽貨物の仕事をはじめられたのでしょうか?
飯塚さんインターネットでたまたま拝見したのが物流時代さんのサイトでした。
【物流時代】というインパクトのある会社名に目を惹かれました。もともと、自分は方向音痴なので、最初は向いていないかもしれないな。とは思いましたが、逆にその苦手な部分を活かせることが出来るかもしれないと思いこの仕事にチャレンジしてみようと思いました。
-仕事の内容はすぐに理解できましたか?
飯塚さんはい。できました。宅配というイメージはとてもつきやすく、私自身もネット通販で商品の購入をしますので、そのお荷物をお客様のご自宅に無事に届けるという一連の流れは理解しているつもりでした。
-個人事業主という働き方についてどのように考えていらっしゃいますか?
飯塚さん個人事業主については、本では拝読したことがあります。
私は野球が好きなので、野球選手についていろいろと調べていた時期があり、その中で耳にしたのがプロ野球選手は個人事業主と聞いたことがありました。なので、個人事業主については理解しておりました。
-物流時代で契約をした際に不安なことはありませんでしたか?
飯塚さん私の性格の問題ですが、とりあえずやってみてから判断しよう。という考えなので、まずは挑戦してみようという想いが強く、不安はありませんでした。
-軽貨物の仕事を始めてどのくらい経ちましたか?
飯塚さん2年目になります。
-先程の話にもありましたが、方向音痴は克服されましたか?
飯塚さん
最初は地図やナビを見ないとお客様のご自宅にたどり着けなかったのですが、今は、地図を見なくても住所と番地をみるだけで、頭の中でルートが思い浮かびお客様のご自宅まで荷物を届けることが出来るようになりました。
私が皆さんに方向音痴でも宅配ができる。というアドバイスをするならば、言えることはただ一つです。それは、行った回数だと私は思います。
私も、友達の家に行くのには迷わず辿り着けるのですが、初めて行く家はどうしても迷ってしまいます。その違いは何だろう?とふと考えた時に思ったのが行った回数だと実感しました。
なので、私の任されている配達エリアに関しては全く方向音痴は作動しません(笑)
-地図を見なくても配達できるようになるまで、どのくらいの期間がかかりましたか?
飯塚さん3か月ですね。3ヶ月間同じ配達エリアを回っていると形になってくると思います。
1日に100個くらいはスムーズに配達できるようにもなります。
-初めの頃は何個くらいの荷物を配ることができましたか?
飯塚さん最初は40個くらいしか配達が出来ませんでした。40個まではゆっくりなペースで配達できていたのですが、50個くらいになると思うようにペースが掴めなく、70個くらいになると、不在表を投函し忘れたり、配達が出来ていない荷物が増えて来たりして、焦りがでてくるようになりました。
-現在の配達完了個数は平均でどのくらいでしょうか?
飯塚さん今は、閑散期と呼ばれる時期でもありますが、それでも平均110個くらいは配達しています。 ピーク時は180件くらいは配達しています。
-新しい建物や名前を覚えるコツはありますか?
飯塚さん工事中の看板や元々ある建物の番地から、何となく〇〇番地かな?とイメージができるので、手元にある地図に自分で印をつけて、わかるようにしています。
-やりがいを感じる時はどのようなときでしょうか?
飯塚さん自分にしか出来ないコース、他の方が自分のコースにはいっても配れなかったりすると、自分だけが出来る!という自信になったり、嬉しさを感じられます。他の方には負けない自信もあります(笑)
-どのくらいの年数が経てば配達するのに自信が持てるようになりますか?
飯塚さん半年~1年くらいですかね。今の時間に行けばこのお客様は在宅している・していない。というのがわかるようになり、ルートを組み立てることもできるようになってから、自信がもてるようになりました。
-休日はどのように過ごしていますか?
飯塚さん今までの休日は身体が慣れていなかったので寝て過ごすという生活でしたが、今は、身体も慣れて、疲れというのがないので、休日は、母と遠出をしたり、リフレッシュしています。
-この仕事に慣れるまでどのようなストレスを感じましたか?
飯塚さん荷物があるのに、回れない。というのがストレスでした。
時間指定の荷物があるのに時間通りに届けられない・クレームが来てしまうなどを考えると焦りが出てきて、更にミスをしてしまうといったことストレスに繋がっていました。
-お客様とのコミュニケーションはとれていますか?
飯塚さんはい。有難いことに取れています。前に、クレームになるお客様とならないお客様との違いを考えたことがあり、その時に、コミュニケーションが取れている・取れていないというのが大きいのかなと思いました。今、多いのはマナークレームと言って、言葉遣いや配達員の態度が悪いというのが一番多いクレームですが、そのクレーム自体、やはり、コミュニケーションが取れていれば、クレームに繋がっていないのかなと考えさせられました。
これからも、お客様の笑顔のために頑張ります!