VOL.09 安藤 英弥さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.09 安藤 英弥 さん 51歳
今回は運送業のご経験を長くお持ちで、軽配送の業界で活躍されている安藤さんにお話を伺いました。
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本日はよろしくお願いいたします。まずはお仕事を始めたきっかけを教えていただけますでしょうか。

安藤さん運送業自体は30年くらいやっていまして、以前の会社を辞めたきっかけからダブルワークやトリプルワークで、ずっとアルバイトをしていたのですが、別のお仕事を探している時に求人誌で物流時代さんを拝見し、「運送業界で軽自動車が伸びている」ということが書いてあったので、応募をしました。
実家の家業が運送業を長くやっていて、今では兄弟が継いで仕事をしているので、何か業界の情報を還元できるかなと思い、登録してみました。

それで現在までのご経験が活きた部分はたくさんあったのではないでしょうか。

安藤さん物流時代に入って最初はネットスーパーのお仕事をして、金額がもっと稼げるよとのことで、大手の運送会社の委託を始めることにしましたが、朝から晩まで個人のお宅を回るということはなかったので、また新しい経験になりましたね。

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お仕事のなかでこれは辛いなということはありますでしょうか。

安藤さん今働いている運送会社はとても大きい会社ですが、現場の社員さんは結構過酷です。業務はたくさんありますが、会社の規則で完全に週休二日制で、取らなくてはならない有給休暇があったり、仕事量に応じて稼働できないような事情もあるようです。しかし荷物は無くならないので、個人事業主で時間制限のない私たちの出番があるのですが、物量は一定数から減らないので、荷物を常にさばくというところでは、人によっては体力的に辛いと感じるかもしれません。
わたしは実家も運送業界で、運行管理者の資格もとっておりましたのでこの業界に携わっている時間はそれなりに長いのですが、家業の方が人の手で運べる荷物と、機械で運ぶ荷物の中間を釣り扱っていましたので、現場の方がかなり大変だった印象があるので、今わたしがやっている業務については、あまり苦労は気にしないですね。

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お仕事にどのくらいで「慣れ」を感じることができたでしょうか。また、普段気をつけていることがありましたら教えください。

安藤さん物流時代のお仕事は1年くらいですが、どのエリアでも1、2週間で慣れてきます。この業界は夏場と冬場で繁忙期があるのですが、携わるセンターとその年で忙しさが違うようです。センター長から今年のお歳暮ラッシュはもう終わったというようなことを言われています(笑)
忙しいとは言っても平月に少し荷物が足された程度です。
業務中は車の動かし方とか、運転には常に気を配っています。わたしは車間距離を長めにとるようにして、事故を起こさないように注意しています。 そのおかげで、長年運送業をやっていますがゴールド免許です(笑)

1日にどのくらいの荷物を配っているのでしょうか。

安藤さんわたしの場合ですが、平均150個くらいでしょうか。180個くらいは普通に配達できます。
朝の持ち出す荷物量で、結構変わってくるんですよね。

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インタビューさせていただいた方皆さんに聞いていますが、個人事業主という働き方を選択したことに目標などはありましたでしょうか。

安藤さん石の上にも3年です。わたし自身は個人事業主の働き方をそれほど気にして業務していませんが、委託業者というのは大手さんの場合だと、現場の色々な状況によって、環境が変化してしまいます。あまりそこを気にしないように普段の業務をしっかりとこなしていくことを心がけてきます。
稼ぐお金というのは後から付いてくるでしょうから。
個人的な目標は「早く東京を離れてのんびりしたいなぁ」というのは思いますね。暑いとこがいいか寒いところがいいかなんて考えたりしています(笑)

田舎でのんびりっていいですね(笑)軽配送のお仕事は他の方にオススメできるお仕事でしょうか。

安藤さんそうですねー。オススメはできると思いますよ。ただやったらやった分だけ稼ぐというのはリスクもあるじゃないですか。荷主さんがいて、受け取り人さんがいてと、一つの物流にいろんな人が関係しているので、間違えたら誤配になっちゃいますし、クレームなどにつながってしまいます。最初の頃は誤配して荷物を買い取った事もありました。
いろんなドライバーさんもいますからね。結果だけに集中して、お客さんの荷物を雑に扱ってしまう方もいると思います。クレームとなって、普段より余計に時間がかかってしまうと思うので、最初から真摯にお仕事していないといけないですね。
そのような感覚を持てる方には向いていると思います。

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お仕事をされるうえで工夫されていることはありますでしょうか。

安藤さん単純計算すると、1日の荷物を1時間で20個配達すれば、6時間で120個なわけです。それを夜間まで通していけば150個配っていくのって、そんなに大変なことではないですよ。朝の時間が結構荷物が多いです。
配達区域のメインは決まっているので、1、2週間あれば慣れてきます。よく荷物が来るお客さんとは会話するようにしているので、回っていけばその人が在宅している時間帯とかはわかってきますので、在宅時間を把握して不在を防ぐ工夫はしています。地図は見ないで住所を確認してエリアを回っています。
時間のかかる作業をいかに短縮するかが大事なところなんだと思います。
でも、雨はやはり嫌ですね。荷物も濡れてしまうし、時間が押してしまうので。

たくさんのお話ありがとうございました。最後に物流時代のサポートはいかがでしょうか?

安藤さん他の軽自動車を使って登録している業者さんのことも耳にしますが、金銭的な部分でサポートが多いと思います。必要であれば週払いを対応していただけるので結構助かっています。ドライバーの状況に合わせて、働く環境の相談に乗ってくれるところなども充実していると思います。車輌もお借りできていますし。

ありがとうございました。今後もお仕事頑張ってください!

安藤さんありがとうございました。