- VOL.83 谷川 仙弥 さん 52歳
- 今回は、タクシー運転手から転職された谷川さんにお話を伺いました。
-軽貨物の仕事を始めてどのくらい経ちましたか?
谷川さん4年半くらいです。
-前職はどのような仕事をされていましたか?
谷川さんタクシー運転手として勤務していました。その前は新聞販売店で15年程勤務していました。
-どのようなきっかけで転職されたのでしょうか?
谷川さん前職はお客様を目的地まで安全にお送りするのが仕事でしたが、自分自身、1対1でのコミュニケーションを取るのが得意な方ではなく、向いていないのかなと思うようになりました。ただ、車を運転するのは好きなので、物を運ぶ仕事なら続けていけるのではと思い転職しました。
-個人事業主という働き方について不安はありませんでしたか?
谷川さん最初はありました。特に最初の年の確定申告は大変でしたが、一度経験すれば問題ないかと思います。
-研修をしてからどのくらいの期間で現場に入りましたか?
谷川さん初日は先輩ドライバーさんの横に乗って研修を行い、翌日から一人で配達をしていました。
徐々に荷物を増やしてもらい、1週間程で、1コースを担当することになりました。
-車両は物流時代のレンタルですか?
谷川さんはい。そうです。自分で購入するよりも長い目で見た時に、借りた方がメリットがあると思います。メンテナンス等の心配もないので、すべてお任せでお願いしています。
-軽貨物業をここまで続けることができた理由は何でしょうか?
谷川さん自分のペースで仕事が出来るからです。誰に何を言われることもなく、マイペースで仕事が出来ますし、もちろん日によって物量が違うので忙しいときもありますが、すべて自分の責任なので時間配分などを調整して業務をしています。
-お客様との嬉しいエピソードはありますか?
谷川さん配達先のお客様から「ありがとう」「ご苦労様」と声をかけてもらえることが嬉しいですね。中にはお茶やお菓子を差し入れしてくださったり、お客様に気遣っていただけることに感謝しています。
-今後の軽貨物業界はどのようになると予測していますか?
谷川さんコロナ禍の影響で物量は一時的に増えてはいましたが、今はだいぶ落ち着いてきてはいます。ただ、物量が無くなることはないと思っているので、軽貨物業界はこれからも安定していくだろうな。と予測しています。
-時間に追われる仕事だと思うのですが大変なことはありましたか?
谷川さん初めの1、2カ月は大変でした。道もわからない、地図も覚えていない状態だったので、常に小走りで配達をしていました。(笑)
今は、走ることはないですね。(笑)
-大変な時期はどのように乗り越えましたか?
谷川さんそうですね。私の場合は先輩に相談しました。
夏の時期に宅配を始めたのですが、暑さと同時に体力が奪われて、もう無理だ・・・。と思いました。そんな時に先輩に相談をしたところ、「大丈夫。最初だけだから。皆はじめは同じように大変な思いをするけど、この仕事は慣れが全てだから!」と言われて、無我夢中で仕事をして今に至ります。その時の先輩の一言がなければ、続けていられなかったかもしれません。
-この仕事に慣れるまでどのくらいの期間がかかりましたか?
谷川さん前職での経験が活きて、2~3か月で地図を見なくても配達できるようになりました。
現在は走って配達することもなくなったので、気持ちにも余裕がでてきましたね。
-この仕事を続けてきて良かったな。と思うことは?
谷川さん以前よりも収入も増えましたし、趣味にお金を使うことも出来ますし、気持ちにも余裕ができたことです。
-モチベーションを上げる為に何か工夫していることはありますか?
谷川さんどんな状況でも焦らずに自分のペースを守ることです。あとは、出来る出来ないをはっきりすることです。上司や部下がいるわけではないので、必ずこれをしなさい。ということではなく、お互いに協力し合う・助け合うということで、仕事に対する想いも変わってくると思っています。荷物が少ない時には、先輩からもらったり、多い時は手伝ってもらったり等、「おもいやり」が大事だと思います。このコミュニケーションがあるだけで仕事へのモチベーションが上がっています。
-どのような方が軽貨物業に向いていると思いますか?
谷川さんやる気がある方であればどなたでも挑戦できます。
若い方はもちろん、ご年配の方でもチャレンジできる仕事です!
重たい荷物や大きな荷物は周りの方たちのサポートもあるので安心して働けます!
ひとりではないので、まずは、勇気を持ってはじめてみてはいかがでしょうか。