- VOL.27 田所 和也 さん 29歳
- 本日は、他業種からの転職で全くの未経験でありながら、配送業を物凄く楽しんでらっしゃる田所さんにお話を伺いました。
-田所さんは他業種からの転職ということですが、前職はどのようなお仕事をされていましたか。
田所さん軽貨物の仕事は全くの未経験で、これまではアパレル・不動産・BARをやっていました。今はドライバーとしてスタートして7ヶ月ぐらいです。ドライバーになりたいと思った理由は、今までやったことない業種なのでやってみたいと思った点と、「やればやるだけ稼げる」という収入面の強みからです。インターネットで求人を見て、応募しました。
元々不動産をやっていたので、宅地図を読めました。また、ここのエリアは何時ぐらいに行ったらご在宅だ、なども前職の経験から何となくわかりました。
コツ覚えるのに1ヶ月ぐらいかかりましたが、そんなに難しくなく、時間が解決しました。
-色々お仕事をしてきた中で、軽貨物配送とそれらの職業と比べるとどうですか?
田所さんあんまり固定概念がなく入ってきたのもあり、そんなに悪いイメージはありませんでした。
逆に会社に勤めていると会社内の人間関係などがありますが、配送業は個人でただ「配るだけ」なので、その辺がとてもやりやすいと感じています。一人でストイックに黙々とやるだけで良いので、そういったことが好きな自分にとっては、とても向いていました。
周りからは「大変そうだね」とよく言われる業界ですが、やってみたらそんなに大変だとは思わないですし、車を運転するのも元々好きだったので、苦じゃないです。非常に楽な環境と感じています。
-ご自身に向いているというお仕事ということですが、例えばやってみる前に「思っていたのと違う。」など、理想と現実の違いなどありましたか?
田所さんうーんそうですね、未経験の業種だったので最初は勿論ちょっと不安はあったんですが、単純に荷物を運ぶだけとも言えるので、すごくシンプルなお仕事でやりやすかったです。全然問題もなくやってこれました。唯一あるとすれば、これまで内勤が多かったため、最初体力的には予想以上にきつかった点ですかね。ただ、今は慣れてきて大丈夫です。
-どのドライバーさんも最初に壁にあたる苦労話が最低一人1つや2つあるようなのですが、田所さんはいかがでしたか。
田所さん実は私も誤配(※間違えて違うお宅に違う荷物を配ること)がありまして、慣れてきてからそういうのが出ちゃったので、慣れって怖いなと思いました。(笑)
ただ、そんなに落ち込んだりはしません。落ち込むといえば、荷物の量が少ない時は気分が落ちます。時期によって荷物の量が多かったり少なかったりしますが、多いほうが収入に繋がりやる気がでるので、少ない時は落ちますね(笑)。現在も、年末年始の繁忙期が終わったいま荷物の量が落ち着いてしまって、この時期がとても荷物が少なく辛いです。
-逆に、嬉しかったこととか楽しいことなど、どのようなエピソードがありますか。
田所さん週5で同じエリアを延々と回っているので、やはり顔をお客さんに覚えていただいていて、例えば夏などに「お疲れ様」と言っていただいて冷たい飲み物をいただいたり、フレンドリーに話してくださるお客様もいらっしゃったり、お客様との触れ合いが非常に楽しいです。これは、上司と部下などがない環境だからこそ、お客様と直に接することができ、直に反応がもらえる利点だと思っています。
また、やればやった分稼げるというところと、周りに気を使わなくていい、というところが気楽で自分に合っていて楽しいです。サラリーマンでしたらこうはいかないですからね。人にもおすすめしていますよ。
-田所さんが楽しんでお仕事をされていることが伝わるのですが、いまの収入にも満足していますか?
田所さん自分がやる気になればまだまだ行けると考えています。今は淡々と現状維持でやってるような気がしてしまっていて、1日で配送完了する個数がまだ100個いかないぐらいです。これをもっと自分を追い込みながら頑張ってみたら、絶対収入は伸びると考えています。ただ、いまは現状維持の気持ちでいますね。
-なるほど。もしそのように追い込んで全力でバリバリやると非常に疲れると思うのですが、今現在のように淡々とやるコツはなんでしょうか。
田所さん休み明けの日とかは体が動きだすのに時間かかるので、午前指定だけを運ぶとか調整しています。逆に休前日は、ガッツリ遅くまで時間ギリギリまでやったりとか、自分なりに調節していますね。
終わるのも現状は、いつも7時半とか8時ぐらいには効率良く終わっています。ダラダラやるのは好きじゃないので、黙々とやり、さくっと配るだけ配って帰りたい感じです。
-働く環境はどうでしょうか。
田所さん社員さんが優しく、配送する荷物が少ない場合もっと持っていっていいよと言ってくれたり、物流時代ではなく他の会社さんの委託さんも沢山いらっしゃいますが、話するのは配送した個数の話だったり、隣のエリアの話だったりをよくします。自分だけ少ないと「あれっ?!」となりますね。(笑)
それと、困ったことがあっても、副支店長さんに電話したりLINEしてすぐにご相談にのってもらったりしているので、すぐに対応していただけているので安心しています。他はエリアや荷物やコツの相談だったり、色々教えてくださるのでサポートもしっかりしていて、これから伸びることが出来ると信じています。良い環境ですよ。
-それはとても心強いですね。良い環境で働いているということなので、同じエリアのドライバーさんで凄い方などいますか?
田所さんとんでもなく沢山配ってる人いますよ!繁忙期など200個以上配っている人いますね。まずそもそもそんなに荷物をどこからかき集めてきたのだろうという程です。
そういうストイックなドライバーさんは、恐らく他のドライバーさんから荷物をもらうコミュニケーション能力が高いか、もしくは・・・単純に人手がなくてパンクしているかのどちらかと思います。(笑)
自分の夢も、いずれは1日あたり150~200個配りたいですね。こればかりは、時間が解決せず、頑張りが必要そうですが。スピードは大丈夫だと思うんですけど、荷物をかき集める力に課題があるので、これから頑張ります。
-ドライバーになりたいと考えてる人にメッセージをお願いいたします。
田所さんドライバーになると、休みの日でも車は物流時代からレンタルしているので自分の車として乗れるところなどメリットですね。そして、収入面。稼ぎたい人には向いている仕事です。また、周りの方が評価してくれると、「よく頑張ってくれてるな」と配送する荷物を多めに預けてくれたり、自分への評価が見えやすいというところが良いです。個数が見えたり、収入が見えたり、営業所の社員さんから評価されたりの頑張りがわかりやすいです。
そして、運んだ先のお客様と話したりするのも結構楽しいですよ。
不動産で勤めていた時は、日々やることが同じような感じで、ネットの物件の打ち込みして接客して・・・で、飽きがきてしまっていました。比較して、配送ドライバーは毎日一個の家に行く訳じゃないので、新しいお客様の発見や久々に会うお客様など新鮮味がありますし、そういうのも良い距離感で面白いです。思っているより難しくないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
-最後に、田所さんの今後の展望や描くビジョンについて教えていただけますか。
田所さん体1つでやる仕事なので、勿論体が動く限りは頑張りたいです。
時間に縛られるというのは仕事する以上は勿論ありますが、時間が経つのもあっという間の仕事ですし、お客様と話したり楽しみながらやっているので、現状に非常に満足していますよ。
ただ、やる気になったら個数はもっと伸ばしてみることは出来ると考えているので、頑張って個数をあげていきたいですね。
-どうもありがとうございました。これからも楽しんで続けてください!
田所さんはい!ありがとうございました。