VOL.113 松本 宗之さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.113 松本 宗之 さん 24歳
今回は、トレーナー業から転職された松本さんにお話を伺いました。
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軽貨物のお仕事を始めてどのくらいになりますか。

松本さんもうすぐ1年になります。

前職はどのようなお仕事をされていましたか。

松本さんラグビーのチーム帯同とトレーナー業をやっていました。ケガをして選手としては引退してトレーナー業に移ったのですが、体調がよくなかったり、自分の時間がなかなか作れないこともあり、転職を決断しました。

個人事業主として働くことへの不安はありませんでしたか。

松本さんすごくありました。最初の面接のときに丁寧に説明をしていただいて、不安要素がなくなりました。

軽貨物のお仕事は、想像していたのと実際に働いてみてのギャップはありましたか。

松本さん荷物を運ぶだけだと簡単に考えていたのですが、重い荷物もあれば、大きい荷物もあるし、実際に現場に立ってみてわかることもありました。でも、想像していたとおりのこともあるので、つらいと思ったことは一切なかったです。

前のお仕事での経験が生きていることはありますか。

松本さん重いものの上げ下ろしとかは、どうやって持ち上げたら腰を痛めないかとか、疲れが溜まらないような体のケアの仕方とかは、前職での経験や知識が生かせています。


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転職後はご自分の時間は取れるようになりましたか。

松本さんガラッと変わって、車に乗っている時間や、積み込みしている時間は、自分の時間でもあり、他のことを考えなくてよくなりましたし、休憩時間も有意義にとれているので、とても充実しています。

転職してよかったと思うことはありますか。

松本さん前の仕事もそうですが、誰かと関われたり誰かのサポートを出来たり、というのは自分の喜びの一つであり、やりがいだったのですが、軽貨物の仕事でもいろんな方からありがとうとか、お疲れさまと言っていただけるのは、自分の力になり、仕事の励みになります。人とのつながりというのを実感できるのが嬉しいです。

大変だなって思うことはありますか。

松本さん正直に言えば、拘束時間的には少し長いと思いますけど、その中でも自分でどうやって時間をつくるかで有意義なものにできると思っています。そこまで大変だなって感じることは少ないです。


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待機時間が嫌だという方もいますが。

松本さん空いた時間をうまく使って、自分で提出しなければいけない書類を作ったり、ゆっくり身体を休めたりと自分で工夫しているので、窮屈には感じないです。

楽しく働けていますか。

松本さんすごく楽しいです(笑)。デスクワークよりも自分で体を動かしているのが好きっていうこともあるので、自分で体を動かして、自分で考えて配達したり、無駄な時間もないです。ヒマな時間をつくっていないので、一日を長く感じることはないです。
前職では自分で仕事をつかんできて、という感じでしたが、今は仕事を与えられるというか、お預かりした荷物を責任もってお届けするということで感覚的にも違います。配達していてもこれだけ感謝を言われる仕事って他にあんまりないなって思っていて、誰かに必要とされるということを嬉しく感じます。

大変なことがあってもポジティブに受け止められているのですよね。

松本さん同じエリアを走っている社員ドライバーさんともよくコミュニケーションをとっていて、頼まれたことは何でも引き受けるようにしています。大きくて大変な荷物とかも、今頑張れば絶対に良いことがある、と思って快く引き受けていると、周りからも信用がついてきますし。


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収入面では満足できていますか。

松本さんエリアによっては荷物の個数が多かったり少なかったりというのもありますが、今はお預かりした荷物をがむしゃらに配達しているので、自分の力量分の報酬をいただいていると思っているので、満足しています。

今後の目標はありますか。

松本さん実家が福島県で農家をやっているのですが、東日本大震災がきっかけで農業を辞めてしまい、ようやく再開したのですが、もっと大きいところで、お米作ったり野菜作ったり販売しに行ったりという農業の仕事に携わりたいなと思い、そういうことを視野に入れて資金を貯めたいなと思っています。こういうことを考えらえるようになったのも、自分の時間が増えて自分のことを見つめられるようになったおかげです。