VOL.117 田中 一成さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.117 田中 一成 さん 53歳
今回は、自営業から転職された田中さんにお話を伺いました。
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軽貨物のお仕事を始めてどのくらいになりますか。

田中さんまだ2年くらいです。

以前はどのようなお仕事をしていましたか。

田中さん以前は青果の卸、仲卸、小売、商社を自分でやっていました。

軽貨物も個人事業主としてのお仕事ですが、今までもご商売をされていらっしゃったのですね。転職のきっかけを教えてください。

田中さん自分で八百屋を20年以上経営していたのですが、コロナの影響で、飲食店のお客さんの半分がお店を閉めてしまい、商品を納める先がなくなってしまったので、以前から興味があった運送業をやってみようと思い、転職しました。

ご興味を持たれていたのはなぜでしょうか。

田中さん卸、仲卸として青果を扱っている中で、運送屋さんとのかかわりが大切でした。納品先の要望などから時間に追われているのを見てきていたり、こちらも無理なお願いをすることもあったりして、もっとこうしたらいいのではと思うようなこともあり、興味はありました。


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軽貨物を始めるにあたり物流時代を選んだ理由を教えてください。

田中さんまずはインターネットとか動画で色々調べました。それから知り合いの知り合いに物流時代でやらせてもらっている人もいて、結構いい会社だという評判を聞いたこともあり、自分でも調べてみた結果、自分には一番合っているかなと思って選びました。

物流時代との契約の決め手はどんなところでしたか。

田中さん面接のときにお話がしやすかったことです。やったことがない業界なので、いろんなことを親身に教えてくれて、やってみたいと思えました。

面接では良い話だけじゃなく、デメリットやリスクの説明もあったと思いますが、どうお感じになりましたか。

田中さんメリットは自分次第で稼げることですね。デメリットはやればやるほど体力的に削られることかもしれませんが、仕事していれば当然のことなので、やっぱり自分の気持ち次第だなと思いました。

実際に現場に出てみて、イメージと違ったところはありましたか。

田中さん前職でいろんな運送屋さんを見て自分も手伝ってきたけど、実際にやってみて、青果と違い宅配だったこともあり、荷物が小さくなったけど数が多いということで、仕分けの部分とかで少々苦労しましたが当然かなとも思ったので、こんなはずじゃなかったということはなかったですね。


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お仕事を覚えるまでどのくらいの期間がかかりましたか。

田中さん仕分けは1日2日やればわかりました。一番時間がかかったのはルートを自分で組んでいくことでした。地図を使うのかナビを使うのかを模索しながら、1カ月ほどやってみて、ある程度はできるようになったかなと思います。

どのように担当エリアの地図を覚えましたか。

田中さん担当エリアは初めて走る地域でした。団地やマンションが多い地域でして、あちこち行ったり来たりせずに、なるべく一筆書きで回れるようにイメージすることで覚えていきました。

毎日同じエリアを走っていると、お客様とのふれあいもありますよね。

田中さんはい、エレベータのない団地で4階や5階に住まわれているご高齢のお客様などは、重たいものを自分で運ぶのが難しいために配達のご依頼頻度も高く、暑い時期とかには飲み物の差し入れとかお気遣いもいただくこともあります。おじいちゃんおばあちゃんからいろんなお話を聞かせていただき、楽しくやらせていただいています。

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サービス業というか求められることが多いと思います。お客様に喜んでもらえるように心がけていることはありますか。

田中さんまず、配達時間の指定は必ず守ることです。お客様に会った時の挨拶も大事にしていますし、お客様とのコミュニケーションを積極的に取っていこうと思っています。高齢者のお客様などは、話をしたいから頼んでくださっている、というところもあると思いますので。お客様から信頼を得ることが、次の注文にも結び付いてきますし。


このお仕事をしていて楽しいところはどんなところですか。

田中さん一番楽しいのは、自分次第ということ。心が折れてしまっては配達も遅くなってしまいます。自分のモチベーションを高く保つことで、収入にも結び付きます。

この仕事の大変だと感じるところはどんなところですか。

田中さん団地の4~5階とか炎天下でも一日50往復以上するので、体力的なところですね。やりながら鍛えられているなあとは思っています。週6日稼働していますが、その分仕事を覚えるのも早かったです。

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このお仕事をやっていけそうだと、めどがついたのはいつごろですか。

田中さん半年くらい経ったころですね。いかに無駄を省いて効率を上げるかが考えられるようになりました。例えば一本の道の両側に配達先があるとして、片方だけ配って折り返してもう片方を配るのではなく、左右同時に配っていくとか。マンションなどまとまった個数が落ちるところから手を付けて気持ちを高めたところで、体力的に大変な団地に向かうとか工夫ができるようになりました。

ほかのドライバーさんから教えてもらったり、聞いたりということはしますか。

田中さん朝仕分けを自分でやるときに、ほかの方のやっているのを見たり教わったりしています。長年やっている方からしたら当たり前のようなことでも、私はわからないことはすべて聞きます。自分がわかるまで、とにかく聞きます。恥も何もなく。それが早くやれることにつながると思っています。「なんだよ、またかよ(笑)」とか言われたりもしますが、それも含めて毎日の会話が生まれて、楽しくやれています。個人事業主とはいえ、一匹狼でやっていても、うまくいかないです。良いところは学び、自分なりに肉付けしてやっていくことが上達につながると思っています。

今後の抱負を教えてください。

田中さん個数を上げていきたいですね。1個いくらの世界なので。今は、一日150個以上の配達完了が目標です。