- VOL.116 市川 雄一 さん 34歳
- 今回は、配達業から転職された市川さんにお話を伺いました。
-軽貨物のお仕事を始めてどのくらいになりますか。
市川さん1年3~4カ月になります。
-前職はどのようなお仕事をしていましたか。
市川さん以前はお酒の配達をしていました。結構重たいものを運んでいたので、体力には自信がありました。体力的な大変さは変わらないです。要所要所走らないといけないし、お客さんの指定する時間に間に合わせるためにスピーディに動かないといけないというところは一緒なので。
-転職のきっかけを教えてください。
市川さん家の事情でお金を工面する必要があり、稼げる仕事を探していて軽貨物のドライバーをやろうと思いました。
-軽貨物の会社はたくさんありますが、物流時代を選んだ理由はありますか。
市川さん色々調べましたが、ひとつは金額面で稼げるかどうかを重視しました。また、サポートがしっかりしていることも選ぶ理由になりました。ホームページを見ていると他社では抜けている部分も、物流時代のホームページを見たら、しっかり説明しているなという印象がありました。ほかの会社の面接も受けましたが、連絡が取れないこともよくありました。物流時代のほうが、対応が良かったです。
-実際にお仕事を始めてみて、イメージしていた通りでしたか。イメージしていたことと違いましたか。
市川さんだいたい想定内のイメージ通りでした。
-個人事業主として働くことへの不安はありましたか。
市川さん個人事業主として働くのは今回が初めてだったので、最初は不安だらけでした。税金のこととかも難しそうだと思いましたが、物流時代のサポートもあって問題なく楽しく働けています。配達実績の明細も毎月1回しっかり送ってくれますし、荷主さんの指示ももれなく情報を共有してくれますので、安心できます。確定申告を行うのも初めてだったのですが、フォローしてくれたので助かりました。
-目標とする売上や配達実績にはなっていますか。
市川さん最初から高い目標を掲げるのではなく段階的に上げていっています。そうしたなかで、徐々に満足できる売上げにはだいぶ近づいてきていますが、もう少し上げたいと思っています。
-高い目標にたどり着くために、どのように工夫していますか。
市川さんはじめは何をやったらいいかもわからなくて見様見真似でした。積込みのレイアウトを変えたり、時間指定ごとに分けたり、エリアに分けたりとか、試行錯誤繰り返しながら、徐々に自分でこうしたらいいかな、ああしたらいいかな、というのを日々改善していきました。今日通用したやり方が、次の日うまくいくとも限らないので。
-雇われていたときのお給料から委託報酬に代わって、何か月くらいで手ごたえを感じられるようになりましたか。
市川さん自分の場合はすごく恵まれていて、個数も多いし、走りやすいエリアだったので、2~3カ月で手ごたえを感じられるようになりました。最初は一日100個くらいの配達でしたが、今は毎日150~160個できています。
-転職してよかったと思うこと
市川さん個人事業主なので、行動にある程度自由があることですね。時間をつくろうと思えば自分でつくることができます。休憩の取り方も自分で決められますし。正社員ほどの縛りがない分、自分の時間を有意義に使えるところがあります。それから、頑張ったところがダイレクトにかえってくるところも楽しいです。
-このお仕事をはじめて大変だなって思ったのはどんなところですか。
市川さん接客ですね。様々なお客様がいらっしゃるので臨機応変に、笑顔を絶やさないでやるというのが大変ですね。配達というより、サービス業と思ったほうがいいですね。
-お客様からの苦情をいただかないように気を付けていることはありますか。
市川さん自分がやられて嫌なことはしないのはもちろんですが、お客様お一人おひとりの受け取り方も様々なので、お客様それぞれの事情や人となりを把握して、ifを考えて、こうやったらクレームになるだろうなというのを常に想像して接客をしています。
-お客様とのかかわりの中で、嬉しかったことはありましたか。
市川さんこの仕事初めて2カ月で、所属先の会社宛てにお客様からお褒めの言葉が寄せられたことがありました。「そんな早いの!?」って、周りからも驚かれました。励みにもなりましたし、もっと頑張ろうと奮起しました。
-異業種からの転職で迷われている方へのメッセージをお願いします。
市川さん転職はとても勇気がいることだと思います。正社員だと会社から割り振られ他仕事をこなすことになりますが、個人事業主の場合は自分で仕事を生み出したり、自分で成果を出していくということになります。自分でつくった仕事をしたという充実感とお金を稼げた達成感があります。自分なりに工夫をしてクレームをもらわず、お客様からお褒めの言葉をいただけるのであれば、それも励みになります。安定しているかはさておいて、こういうことに楽しさを見いだせる人には、この業界に足を踏み入れてほしいと思います。