VOL.26 市川 秀里さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.26 市川 秀里 さん 35歳
本日は、飲食店や営業のお仕事を経験し、他業種からの転職で宅配業をはじめた市川さんにお話を伺いました。
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市川さんは宅配ドライバーをされているとの事ですが、宅配業をはじめたきっかけは何でしょうか。

市川さん求人広告がきっかけです。タウンワークを見て、「やればやるだけ稼げる」というのが一番魅力を感じてやってみようと思ったのです。求人広告を見て、その当時の自分の状況とそのキャッチコピーが合致しました。

差し支えなければ、これまでされてきたお仕事を教えていただけますか。

市川さん飲食店を10年程やっていましたが(ラーメン屋の店長)家庭の事情でやめることになり、その後は営業職もしました。営業職の頃もフリーランスでやっていて、基本的に人に使われるのは好きではないので(笑)、同様に宅配のほうも個人事業主としてフリーランスで出来る仕事なので、自分のペースでやれるという所が私にとって魅力です。収入の次に大きかった決め手です。

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宅配業をはじめてからどのぐらい経つでしょうか。

市川さんはじめて半年ぐらいです。軽貨物の配送業は初めてです。自分の所属の営業所がよく動くことが多く、まだまだ仕事を覚えている段階ですが、体力的には一番慣れるまで大変でした。
それといかに効率よく回れるかっていうのを考えながらやっているのですが、その時の荷物の量・大きさなどによっても状況が変わるので、思っていたのよりは大変でした。最初は、そんなに考えないでもできるもっと楽な仕事だと思っていたのですが、現実はそんなことはなく、やってみたらとても奥が深い仕事でしたね。
スキルというか配送のコツは、人によるんでしょうけど、自分の場合は先程も申し上げたように配送ルート覚えたら次の営業所(地域)へと配属が転々としていたので、同じところ回って日々配送すればだいたい1ヶ月ぐらいでコツが覚えられると思います。

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体力的に慣れるまで大変とのことでしたが、体力面をどのように乗り切っていらっしゃいますか?

市川さん慣れてくると荷物の量によって、自分の体調を見て「ここまでやったら休憩」などと気を遣い、うまくやっています。ずっと全力でやるには体力が持たないので、タイミングよく休憩を取っていくことが大事ですね。
また、「腰」だけは悪くしないように気をつけてやっています。まわりのドライバーさんで長く勤めている方でも腰を痛めて退社した人が結構いらっしゃるので、それを見て腰だけは体の軸になる部分なので痛めないように気をつけていますね。腰を痛めてしまうと他が元気でも何もできなくなってしまいますから。
あとは、食事について、荷物の量によってはお昼が食べれないこともありますが、なるべくしっかり3食食べるようにしています。そして、時期的にインフルエンザも流行っているので、手洗いうがい等も気をつけています。今のところは、高熱出して休んだとかいう経験はないです。

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営業所に配属されたばかりの頃の状況はどうでしたか?壁にぶちあたった経験などありますか。

市川さん1区画、回りやすい地域として、集中的に沢山建っている住宅街を最初に担当させていただいたり、次にちょっと離れた場所に配るようになり、ちょっとずつ地域を増やしてもらって、どんどんチャレンジできるようにしてもらいました。大変有り難いことです。また、前職の経験として、新聞配達の営業職をやっていた頃の経験から、地図を見るのが早かったのでそれは配送業にも活かせました。不在かどうかなども前職の経験による勘でわかるので、それも大いに配送に役立っています。
とはいえ、実際やってみないとわからない部分が多かったです。
繁忙期が年末にあったのですが、11月頃に新しい営業所に配属されてすぐ(12月)繁忙期がきてしまい、気持ち的にはやれると思うんですけど、体力的にはうまく回らない部分があって最初のうちの1日~2日はパンクして未配(※1日のすべての荷物を配り終えられないこと)などもあり、とても大変でした。
ただ営業所の方たちもとても優しい方達で、フォローを入れてくれたりするので、環境が良くうまくやってこれています。人間関係が良く、伸びてきた感じです。
また、はじめた頃の慣れないうちは時間指定が間に合わないという点に一番苦労しました。こう配ればいいんだというコツが掴めていなかったためです。
それでもお客さんに、慣れてない新人で申し訳ないと率直に謝罪すると、たいていのお客さんは怒らず、逆に励ましてくれることもありました。

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大変な時は何を支えに頑張ってらっしゃいますか?

市川さん自分の夢があることと、家族がいて家族のためですね。
あとは荷物を待っていらっしゃるお客さんのことを考えることです。
それで有難うといわれると非常に嬉しいですね。しかもそれが普段とてもぶっきらぼうな反応のお客様がごくまれに、お客様自身から口に出して「ありがとう」と丁寧にお礼を言われると、とても感激して嬉しいものです。そういったことなどから、大変な時もモチベーションを奮い立たせるようにしています。

市川さんの将来の夢や目的をお聞かせいただけますか?

市川さんこの業界でやるのにあたって、長期間というのは考えていなくて、短期間稼げるだけ稼いで・・・稼げる仕事なので将来的には自分のやりたいもの、飲食店をやりたいのですけど、そのために今頑張っている感じですね。

最後に、ドライバーを目指す方へのアドバイスがございましたら、ぜひお願いいたします。

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市川さん自分の動機の一つでもあるんですけど、人に使われるのは嫌だという方には向いている仕事です。(笑)
また、こなせるようになってくるととてもおもしろいです。早く帰れる時など、1日頑張ってスムーズに終わった証拠でとても嬉しいものですよ。
収入面もそうで、アルバイトさんなどは時給があがらないですが、委託ドライバーは1つの職人・スキルとして稼げるというのは大きな違いです。「この個数やれば良い」っていうのが自分の中で計算できるようになってくるので、やればやった分だけ稼げるというのは大きな魅力です。ぜひあなたも物流時代でトライしてみてください。

どうもありがとうございました。これからも夢のために頑張ってください。

市川さんありがとうございました!