VOL.127 奥島 崇大さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.127 奥島 崇大 さん 31歳
今回は、ライン工から転職された奥島さんにお話を伺いました。
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営業職から期間工を経て、軽貨物へ

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軽貨物のお仕事を始めてどのくらいになりますか。

奥島さん8カ月になります。

以前はどのようなお仕事をされていましたか。

奥島さん営業職で、医療用品を固定のお客様のところに訪問して販売する仕事でした。先生方とか看護師さんにPRしたり、病院に定期的に納品したりしていました。固定の給料で、特に何か頑張ったらその月の給料があがるということはなかったです。

営業職から運送業だと全く違うお仕事になりますね。

奥島さんはい。運送の仕事は初めてでした。営業職との共通点は、運転する機会が多かったことくらいですね。

転職のきっかけを教えてください。

奥島さんきっかけは、前職のお給料があまり良くなかったことです。稼げる仕事を探して、軽貨物の配達の求人を見つけました。頑張った分だけ報酬になる、ということで面接を受けてみようと思いました。

軽貨物以外のお仕事も探されたのですか。

奥島さん実は、前職の営業職を辞めた後、少しの間だけ期間工をやっていました。お給料は良かったのですが、仕事内容的にしんどくて、工場のラインの中で決まった作業を繰り返すのですが、時間が経つのがすごく遅く感じて。日勤夜勤の繰り返しで体調管理も大変で、ちょっと自分には合っていないかなと思い、3カ月くらいで辞めてしまいました。


広島から関東へ 引越し先探してもらえた

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期間工を辞めて、軽貨物に応募したときは物流時代以外にも面接は受けましたか。

奥島さんほかにも原付でポスト投函する仕事も聞いたのですがあまりイメージがわかなくて、車で配達できる軽貨物に絞りました。物流時代さんの対応が良く、他の面接は受けずに契約を決めました。

物流時代の対応が良かったというのは、どんな点ですか。

奥島さん当時広島に住んでいたのですが、リモートで面接してもらえました。仕事内容とかも給料も詳しく教えていただいたので、やってみようと思い契約しました。引っ越しをしなければいけないのですが、住むところから探してもらいました。開業までスムーズにサポートをしていただきました。

広島にいらっしゃったのですね。どうして関東に来ようと思ったのですか。

奥島さん生まれも育ちも広島で、関東は初めてでした。期間工のときは派遣会社に所属していたのですが、今以上に広島で稼げる仕事ありますかと聞いたら、今のところありません、ということだったの辞めて、稼げる仕事を探していたら、それが関東の軽貨物の仕事だったということで選びました。

関東に来るのに抵抗はなかったですか。

奥島さんそんなになかったです。むしろワクワクする感じでした。ただ、引っ越してきて最初のうちは慣れなくて体調は崩しました。1週間ほど休んでしまい、いろんな方に迷惑かけてしまったのですが、休み明けに出勤したときに、「絶対辞めると思っていたけど、お前やるじゃん(笑)」って温かく迎え入れていただき、復帰することができました。


220個の荷物 慣れたらできるものですね

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工場のお仕事と、配達の仕事で一番変わったことは何ですか。

奥島さん時間が経つのがあっという間になりました。配達の仕事では、時間に追われるということもありますし、どうやって回ろうかなと自分の中で試行錯誤して仕事を効率化していくということをしていたら、あっという間に時間が経ちます。繁忙期とかも、午前指定の荷物をパパっとやって、これからどう回ろうかと考えていたら、あっという間に配達が終わっています。

昨年12月には初めての繁忙期を経験されたと思いますが、どうでしたか。

奥島さん僕の担当エリアは普段から忙しくて、繁忙期は助っ人が1名つくくらい荷物が多くなりました。ですので、実は他の皆さんと比べるとそこまで忙しくならずに済みました。

今の一日の配達個数はどのくらいですか。

奥島さん平均で150~160個くらいです。先日、大手ネット通販のセール期間中に、持出220個くらいの日がありました。朝の時点で持出160個あって、無理だろうと思ったんですが、なんか回り切れちゃいました。多かったら多いで荷物が密集しますし、慣れたらできるものですね。


3カ月で150~160個配れるようになった

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最初のころはどうでしたか。

奥島さん初日は今でも覚えていますが、60個くらいでヒーヒー言っていました。ただそれもやり方が分からなかったし、やっているうちにどうしたら早く回れるか、物流時代のスタッフさんからのアドバイスのおかげもあって、回りやすくなりました。毎日終わったら、こうしたらいいかな、ああしたらいいかなと振り返っていました。深く考え込むというよりは、毎日あれこれ試してみる感じで、気づいたら出来るようになっていました。

お仕事に慣れるまでどのくらいの期間がかかりましたか。

奥島さん1カ月くらい経って100個超えは普通になって、2~3カ月で150~160個捌けるようになってきました。

2~3カ月で150~160個出来るようになるのは早いですね。

奥島さん配属先の営業所の社員さんからも、仕事覚えるのが早いと褒めてもらえました。

どのように配達先は覚えていますか。

奥島さん積込みのときは宅配アプリの地図を見て配達先を確認しています。僕でも早い方だと思いますが、前任者は荷札の住所を見て即座に積んでいましたのでもっと早かったです。周りからは「そんなのでわかるの?」と驚かれていましたが「わかりますよ」とおっしゃっていました。「このお客様は何時から何時までなら在宅している」ということも把握されていました。

お仕事に慣れていくまでに、壁にぶつかったことはありますか。

奥島さんどうしたらいいのかな、という壁はありました。僕が最初に苦戦したのが、荷物を探すという動作でした。最初のころは周り方とかも適当で、確立されていませんでした。イレギュラーなことが起きたときの対応の仕方とかも、どうしたらいいのかと思っていました。3カ月くらいしたら、だんだんと分かるようになってきました。


忙しいけれど、充実した毎日

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配達中に休憩は取れていますか。

奥島さん休憩時間は日によりけりです。短時間で済ませるときもありますが、ゆっくり食事を摂れる日もあります。僕の場合、休憩しちゃうと動き出すのが面倒くさくなっちゃうので、やることやりきって時間が合ったら休憩をとる、という感じです。一回気持ちのスイッチを切ってしまうとだらけてしまいますし、やることが詰まっていた方が良いですね。

プライベートは充実していますか。

奥島さん今は週6日働いています。前職は週休二日だったので週一日の休みに減りましたが、慣れちゃいましたのであまり気にならないです。体力が回復しないわけではないので。それよりも、営業職のころから倍くらいは稼げていますし、やった分が収入につながっているのが目に見えてわかるので、やりがいを感じます。辞めようと思ったことはないですし、今より良い条件の仕事ない限りは辞めないと思います。

今後の目標を教えてください。

奥島さんストレスなく回りたい、という感じですね。僕の場合、荷物量が多い少ないというよりも、大きい荷物が混ざって荷室が効率よく使えなかったり、時間指定したのにお客様がいらっしゃらなかったり、イレギュラーなことがあると気持ちが落ちたりすることもあります。もちろん荷物は選べないので、様々なこと起きても、ストレスを抱えずに平常心で回れるようになるかを心がけていきたいです。

これから軽貨物を目指す方へのメッセージをお願いします。

奥島さん配達していてお客様からも「ありがとうございます」と感謝されるお仕事なので、嬉しいなという気持ちにもなります。毎日同じエリアを走るので、馴染のお客様も出来てきます。時間が経つのもあっという間で充実した毎日を送れるので、慣れてしまえばハマる人はハマると思いますよ。