VOL.54 田賀農 繁さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.54 田賀農 繁 さん 32歳
今回は、法律事務所からドライバーへ転職された田賀農さんにお話を伺いました。
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軽貨物業のお仕事をされてどのくらいの期間がたちますか?

田賀農さんちょうど3年くらいになります。

これまでどのような職種を経験されましたか?

田賀農さん工場で働いたり、飲料品の販売や、他の業種では法律事務所で勤務しておりました。

どのようなきっかけで軽貨物業に転職しようと思われたのでしょうか?

田賀農さん「歩合制」というお金を稼ぐ仕組みがわかりやすいと思ったのが一番の動機です。 他には、これまでの仕事で人との関わり合いが少し苦手に思っていたので、一人で仕事を進められる仕事に就きたいというのもありました。

個人事業主という働き方について事前に理解はされていましたか?

田賀農さん個人事業主になるのは今回が初めてだったのですが、事前に理解はできていませんでした。当初、不安はありましたが、物流時代さんに面接の時に詳しく説明していただけたの何となくイメージもできましたし、今は不安はありません。


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この仕事に慣れるまでどのくらいの時間がかかりましたか?

田賀農さんいまだに自分が設定している目標を達成できていないので、慣れたという意味では、まだまだだと思います。目標は高く設定して業務に励んでいますが、ドライバーさんの中にその目標をクリアしている方はいらっしゃいますので、いつか自分もクリアしたいという思いで働いています。

もともと運転は好きでしたか?

田賀農さん地元が田舎だったので、その時は車が必須でよく乗っていましたが、僕の勝手なイメージにはなりますが、関東は交通機関が多いので、車を使わなくても大丈夫という印象が強かったので、28歳の時に関東に引っ越してきてからは乗らなくなりましたね。

業務の効率化を行う上で工夫している点はありますか?

田賀農さん業務をルーティンワークにして、出来るだけ同じ作業になるように意識しています。現場についてからの流れや、何時にこの作業を終わらせて何時までにお客様の家につくようにするとか、何時に現場に戻ってくるようにするといったように、一日の流れをルーティーン化することで、考えるより先に体が動くようになりますので、作業効率もあがります。

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この仕事で一番大変だったことはどのようなことでしょうか?

田賀農さんドライバーさんとの会話の中で専門用語が当たり前のように飛び交うので、最初の頃はそれで頭がパニックになりました。(笑)わからないままだとついていけないので、インターネットで検索して意味を調べたり、ドライバーさんに聞いたりしました(笑)

軽貨物業の仕事は難しかったですか?

田賀農さん仕事自体は内容が明確なので、難しいとは思いませんでした。ただ、毎日違うお客様のご自宅や会社様にお届けするのでその一人一人に合った接客には対応力が必要ですが、以前働いていた法律事務所の方がよほど難しかったです(笑)


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軽貨物業の仕事について、イメージとのギャップはありましたか?

田賀農さん 休憩時間という決まった時間がないので配達の合間を休憩時間として利用していますが、その時間をどのように有効に使うかを悩んでいた時期もありました。特に不在のお客様を待っている時間が増えると自分のことが何もできなくなりますので、そういった時間をいかに有効活用できるかを考えています。

お休みはきちんと取れていますか?

田賀農さん体力面が厳しくなり、現在は週2で休んでいます。 最初の頃にがむしゃらに働いていたこともあり、体にガタがきちゃいまして。。。その分、収入には繋がったのですが、現在は体調キープを優先して仕事をしています。


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軽貨物業は重労働でしょうか?

田賀農さん 重労働と言われると重労働かもしれませんね。荷物も重たいものがありますが、毎日走っていると不思議と体が慣れてきます。 筋力もアップしますし、僕より年配の方でも働いているので負けていられませんね(笑)

この仕事を続けられる人と続かない人の違いは何だと思いますか?

田賀農さん軽貨物業を運転メインのトラックドライバーのような仕事と勘違いして入ってこられる方は、もしかしたらイメージと違って辛いかもしれないですね。軽貨物業は荷物の搬送が多く体力勝負になるところがありますので、ただ運転が好き、というだけではイメージと違うなと思われるかもしれません。案外、漠然と何も知らないで入ってくる人の方が続くのかもしれませんね。
マイペースに自分らしく働くことも、続けていける秘訣だと思います。