VOL.129 坂本 麻音さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.129 坂本 麻音 さん 21歳
今回は、建設業から転職された坂本さんにお話を伺いました。
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一人で黙々とできる仕事がやりたくて、軽貨物へ

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軽貨物のお仕事を始めてどのくらいになりますか。

坂本さん1年1カ月です。

その前はどんな仕事をしていましたか。

坂本さん下水関係の仕事を1年8~9カ月くらいやっていました。

どうして軽貨物の仕事を始めようと思ったのですか。

坂本さん友だちが配達の仕事をやっていたので、それで配達やってみようと思いました。

お友だちの話を聞いて、軽貨物のどんなところが良いと思いましたか。

坂本さんもともと一人が好きなので、ひとりで黙々とやれる仕事をやってみたいとずっと思っていたからです。

下水工事のお仕事だと一人ではできないですよね。

坂本さんはい。ひどくはなかったですが上下関係があるので。人と関わるのが苦手でしたから、大変でした。

どうして物流時代を選んだのですか。

坂本さん軽貨物の中でナンバーワンという記事があったので、探しているときはどこでも良かったのですが、目に入ってここにしようと思いました。他社の面接は受けませんでした。

面接したあとは、どのようにして業務が開始になりましたか。

坂本さん面接してすぐに契約しました。それから他のドライバーさんの車で横乗りの研修を1日受けて、その後自分のコースでの配達が始まりました。


タワーマンションのコースから、一軒家の住宅街のコースへ

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最初に担当したのはどのようなコースでしたか。

坂本さん今は墨田区のコースですが、最初は中央区の勝どきを担当していました。タワーマンションばかりで、一軒家が1つもなかったです。

タワーマンションでの配達はどのように行いましたか。

坂本さん勝どきでは狭いエリアだったので、昼間は車ではなく台車を押して運んでいました。夜は勝どきと豊海町の配達もあって、豊海町まで歩きで行くと長いので車で運んでいました。

どのくらいの荷物を配達していましたか。

坂本さん勝どきでは、最初のうちは60個~70個くらいですね。多くても100件くらいでした。一軒家がなくて、タワーマンションが多いので、インターフォンを押すのにも時間がかかりました。セキュリティが厳しくて、入館のカードを借りるとかの手続きもありました。台車なので一度に運べる量に限りはありましたが、エリアが狭いのですぐに覚えられましたし、ガソリン代とかの車の経費は掛かりませんでした。

その後、墨田区のコースに移られたのはどうしてですか。

坂本さんもともと墨田区を走っていた方が週6日働きたいという希望がありまして、その時に私が週6日のところを1日減らしたいと思っていたので、入れ替わることになりました。

墨田区のコースに移ってどのくらいになりますか。

坂本さん昨年の11月なので、4カ月経ちました。

移ってすぐに12月の繁忙期を迎えたのですね。

坂本さんはい。大変でしたね。勝どきのときとは比にならないくらいの荷物があったので。配達完了で160個、持出170~180くらいあった気がします。

台車で配達から、車での配達に変わって大変なことはありましたか。

坂本さん朝の仕分けですね。今は慣れたのですが、変わってすぐは時間がかかりました。

コースが変わって、売り上げは変わりましたか。

坂本さん車のガソリン代が掛かるので、収入面ではちょっと増えるくらいでしたが、車を使えるようになったので、身体的には楽になりました。

配達のお仕事初めて1年経ちましたが、どんなことが大変でしたか。

坂本さん住所を覚えることですね。配達のスピードにも影響するので。

住所はどうやって覚えましたか。

坂本さん今のコースは一軒家も多く、マンションも高くても10数階なので、覚えるエリアも広くなりましたが、場所とリンクさせて覚えています。ここは何番地だったなとか、ここの近くには何があるとか、地図と合わせてみて、頭に入れて覚えました。


車のメンテナンスのサポートが早くて助かっています

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物流時代のサポートはいかがですか。

坂本さん前に勤めていた下水工事の会社と比べたら全然すごいです。車両関係の対応が早いので、すごいと思っています。

例えば、どんなところがすごいと思いますか。

坂本さんきょうはタイヤ交換しに行ったんですが、数日前にタイヤ交換したいと相談したら、すぐに予約してくれました。オイル交換もそうです。自宅の近くのガソリンスタンドを予約してくれるので助かります。

この仕事のやりがいはどんなところですか。

坂本さん配達の仕事をやっている人なら共通していると思いますが、車の荷物がなくなっていくのが気持ちいいですね。なくなったら一日頑張ったなという達成感があります。

坂本さんは荷物を配るの早そうですよね。

坂本さんはい。配達早いと言われます(笑)。

早く回る秘訣を教えてください。

坂本さん自分もまだ1年経っただけなのでこれが正解かどうかわからないのですが、自分の配達エリアの住所をいかに早く覚えられるかで全然変わってくると思います。あとは、荷物の積み方だと思います。

荷物の積み方はどのように習得しましたか。

坂本さん自分が分かりやすい分け方してやるのが良いのかなと思います。別に誰かにどう積んだらいいかとか聞いたわけではないです。聞いた方が良いのかもしれませんが、人それぞれなので。

これからの目標はありますか。

坂本さん特にはないです。今まで通りやれたらいいなと思っています。

軽貨物を始めたきっかけは、一人で黙々と仕事をしたいということでしたが、1年経って思うようにできていますか。

坂本さんほぼ一人になったので、そこはできています。周りのドライバーの方ともやれていると思います。ストレスとかもありません。


休みの日には、友だちとドライブへ

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転職して1年経って、今の方が忙しくなりましたか。

坂本さん今の方が仕事は忙しくなりました。墨田区のコースは週5日なのですが、もう1日他の配達の仕事もあるので、休みは減りました。

お休みが欲しいとは思いませんか。

坂本さん休みはほしいっちゃほしいんですが、何とかなっているので。稼げてもいますし。

転職してプライベートで良くなったことはありますか。

坂本さん会社から借りている車があるので、この年齢で車を買える人も少ないと思いますが、車があることで生活が変わりました。便利ですね。

休みの日も使っているのですか。

坂本さん結構いろんなところへドライブに行きました。前に、友だちと一緒に千葉県の外周を一周しました。稲毛行って木更津行って、南房総、御宿、九十九里、銚子を回って、東京まで帰ってきました。12時間、300キロくらいかかりました(笑)。

若いですね(笑)。どうしてそんなことを考えたのですか。

坂本さん稲毛くらいまではいつものドライブルートだったのですが、行っちゃうかという話になって。

転職してみてよかったですか。

坂本さん全然良かったです。

軽貨物を始めようと思っている方へのメッセージをお願いします。

坂本さん軽貨物は自分が一年やってみて、体力はやっぱり必要だと感じました。あとは気合があればだれでもできると思います。

気合ですか! 例えばどんなところで気合を出しますか。

坂本さんやっぱり夜の荷物とかですね。荷物がまだ残っているときに、自分の中で本気出すというか、運転席に座って伸びをして気持ちのスイッチを入れたりします。配り切れると、やっぱり達成感がありますね。