VOL.44 鬼澤 勇也さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.44 鬼澤 勇也 さん 35歳
今回は、軽貨物業の経歴が17年以上あるベテランドライバーの鬼澤さんにお話を伺いました。
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物流時代に入ったきっかけを教えてください。

鬼澤さん19歳の時からずっと軽貨物業をやっていたのですが、個人事業主としても働いていた経験もあるので、他社の求人サイトと物流時代さんの求人を比べて、一番自分に合っていると思い応募しました。

他社さんと比べて物流時代との違いはなんでしょうか。また、物流時代で働いてよかったと思うのはどのようなところでしょうか。

鬼澤さん一番の違いは自分が1日に配った個数で自分の報酬が決まっていくことですね。他社に比べて物流時代さんは一個いくら。の世界なので、僕自身、配達には自信がありましたので絶対に稼げると思っていました。
以前は他社で軽貨物の配送をしていたのですが、日給でしたので、自分がどれだけ沢山個数を配っても金額が変わらない。というのが僕にとってメリットを感じられない所でしたし、同時に仕事に対するやる気が出てこなくなってしまいました。

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軽貨物業に長期に携わっているベテランとしての見解をお聞きしたいのですが、昔に比べて今の軽貨物の事業はどのように変わってきていると感じますか?

鬼澤さんそうですね。単価についてはわからないですが、荷物の量は断然違います。
僕が軽貨物を始めた頃は、まだ通販やネット事業が今の様に浸透しておらず、宅配も全国的に展開していない時だったので企業への配達がメインとなっていました。今は圧倒的に個人宅も増えていますし、若い方から高齢の方までネットや通販を利用する人が多くなっているので、荷物の量にすると配達員が追いつかないくらい変わってきていると思います。

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軽貨物業以外にされていたお仕事はありますか?

鬼澤さん高速道路のメンテナンスの仕事をしていました。よく見かける黄色のパトロールカーです。車は運転するのですが、この仕事は違うなと思いました。結局、塀に閉じこもった仕事になってしまって、毎日同じことの繰り返しになってしまっていました。
いまの仕事は、毎日色々な人に会うことが出来て、毎日同じところを回るわけでもないですし、自分でこうやって回ろうとか毎日考えてやっているので、変化があって楽しいです。


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初めて軽貨物の仕事をした時の印象はいかがでしたか?

鬼澤さん最初は本当に大変でしたよ。始めた頃はまだ19歳だったので地図も全く読めなくて。結局、地図をグルグル回してみたり(笑)。「慣れてきたなぁ」と思って地図をグルグル回さないで見ても、地図の場所と全然違うところに行ってしまったり。それがすごく悔しくて、「まずは地図を読めるようにしよう!」という所から始めました。
地図を覚えるために、休日は自分の担当するエリアを車で回ったりもしました。まず、地図を覚えよう!という気持ちが強かったですね。時間に追われるのも嫌いじゃなかったので、アタフタしながら頑張っていましたね。ただ最初の頃は地図も見ながら車も運転しなくてはいけなし、荷物も届けないといけないしで焦ってしまって運転が荒くなってた時期もありました(笑)。まぁ、今思うと懐かしいですよ。

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どのくらいの期間で地図を覚えましたか?

鬼澤さん本当に、毎日見てましたね。寝る前に「今日はどの道通ってきたんだったっけ?」とか、「今日はどうやって回ったかな?」など、予習復習をしていました。
最初の二週間は地図を回していましたけど、完全に見えるようになったのは1~2か月ですね。今はもう地図を開いてパッとみただけで、「自分は今ここにいてこう回ってこう行こう。」と頭の中ルートが思い浮かぶまでできるようになりました。他のエリアの人が道に迷ってても、僕が行ったことない場所でも道案内はすぐにできるくらいになりました(笑)。

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車両はご自身でご用意されましたか?乗っている車両についてはご満足していますか?

鬼澤さん物流時代さんのリース車両です。そうですね。もう一年以上乗ってるので愛着がありますし、満足しています。

物流時代のサポート体制についてはいかがでしょうか。

鬼澤さん満足しています。今は日々の業務内容の確認や業務報告くらいでしかやりとりしていませんが、事故にあった時などは大変お世話になりました。特に困っていることはないですね。


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現場の方のサポート体制はいかがでしょうか?

鬼澤さん僕が行っているセンターはみんな優しいです。環境が良いと自然と仕事が楽しくなりますからね。どんな事でも気にかけてくれますし、荷物の量についても声かけしてもらえており、非常に満足しています。

体力的に辛いなと思うことはありますか?

鬼澤さん今年の夏は猛暑できつかったですね。ただきついなと思っても配り終えれば「終わらない仕事」ではないので、「必ず終わる」というところが頑張れました。ある程度、自分で荷物の調整や今日は、ここまでにしておこう。と決めて調整しています。1日の持ち出しが150個~160個なら、1時間で15個配って10時間で終わらせようと目標を立てて、早めに切り上げたりしています。

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前職と今の配送のお仕事とを比べて感じたことは何かありますか?

鬼澤さん軽貨物業を7~8年経験してから1年だけ、先程も申し上げたように高速道路メンテナンスの仕事につきましたが、それからまた軽貨物業に戻っているのでやっぱり自分に向いてるんだと実感しました。
元々僕は、決まった組織で毎日同じ人と同じ仕事をするのが苦手なので。一度、違う仕事をしてみて本当にやりたい仕事に気づくことが出来ました。
この軽貨物の仕事は一日100件やれば100人のお客様に会えるのが一番の魅力です。100人もいれば、いろんな性格の方がいるので大変な時も正直あります。そういう時も笑顔で対応すると相手も笑顔になってくれて。僕の対応で相手も変わってくれるとそこからコミュニケーションが取れていき、楽しくなってくるんです。配送業というよりは、サービス業だと思って働いています。

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モチベーションが上がるときはどんなときですか?

鬼澤さんずっと同じペースでやっていくことは難しいことですよ。良い時もありますし、悪い時もありますし。満足のいく個数が配れない時もあります。
僕がいくら頑張っても注文してくれる消費者が居ないと荷物も増えないわけですから。だけど荷物が多い時に、今日これを全部配ったらいくら稼げる。というのが頭ですぐ計算できるのも楽しいですよね。そこが一番モチベーションが上がるときです。


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軽貨物業の魅力や楽しい!と思うことをお聞かせください。

鬼澤さん軽貨物は配達エリアが決まっているので配達先のお客様とコミュニケーションが取れることが魅力的だと感じています。お客様に会えて、笑顔を見ることで頑張れますし、お仕事自体が楽しくて仕方ないんです!
暑い時期は一日7~8本飲み物をくれるお客様がいたり、中には段ボールいっぱいの野菜をくれたり、お米を20キロくれたり(笑)、ありがたいですよね。
荷物見ただけで、お客様のお顔が自然と浮かんできます。地域密着型の仕事なので好きです。荷物を見ただけで、お客様のだいたいの在宅時間などもわかりますよ。

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今の報酬に満足していますか?

鬼澤さんそうですね。そんなに多くは求めていないので、昔から一般的な生活ができれば僕は満足なんです。普段飲みに出かけたりもしないですし、仕事をしている時が一番楽しいんですよ。それプラス他社さんより稼げているのは事実です(笑)。「楽しい」のが一番ですね!

今後の目標や夢はありますか?

鬼澤さん現状維持が一番ですね。後は、より良いルートの回り方を極めたいです!


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この仕事は続けられそうですか?

鬼澤さんそうですね、もう、17年以上この仕事なので、体力が続く限り働きます。この仕事以外は考えられません!

異業種から軽貨物業に転職をしようと迷われている方へメッセージをお願いします。

鬼澤さん大変なのは最初の1~2か月です。そこを、踏ん張って乗り越えれば、あとは【楽しさ】に変わっていくだけです。軽貨物業だけじゃなく、どの仕事も最初は大変なので軽貨物業も一緒です。ただ、軽貨物は一人での配送なので、回りの人と触れ合うのもわずかなので、自分の能力を出せる場所だと僕は思います。

本日はありがとうございました。

鬼澤さんありがとうございました。